Dのための小さな暮らし

すべてはDのため、あれもこれもDのため

服は自分を満たしてくれないと気づいたアラサー非正規の末路

どうも、ナギです

 

千葉県浦安市在住、年収280万円の非正規アラサーです

 

夢と魔法の国に月1ペースで行くため、ミニマムライフを送っています

 

今から十数年前の大学1年年から、私はファッションにハマり始めました

 

理由は単純にモテたかったから

 

ストリート・キレイめ・モード・ノームコア・プレッピー・ロカビリースタイルなど、ありとあらゆるジャンルの洋服を買い漁ってました

 

通っていた大学は都内の私立大学、オシャレさんも多かったことを覚えています。某ファッション誌で専属モデルをやってる人もいたくらいでした

 

そんな環境でしたので、ひとり勝手に『負けてられん!』とライバル心を剥き出していました

 

今考えると何やってんだか、という感じですが…笑

 

学生時代、バイト代は毎月78万円ほど稼いでいましたが、34万円は服に注ぎ込んでいました

 

買っては着なくなりを繰り返していたので、かなりのムダ遣いをしたことを覚えています

 

新卒では金融系の仕事に就きましたが、結局はファッションの道に進みたいと思い輸入靴の商社に営業(その後に紆余曲折あり販売職として)入社

 

25歳までそこで働きましたが、より本気でファッションに向き合っていました

 

私がよく買っていたのは、現行の新品ではなくヴィンテージ古着です

 

人と被りたくないというありがちな思いから、そして、古い年代の洋服にはひとつひとつに凄まじいパワーと魅力があり、どんどん魅了されていきました

 

しかし、今となって思うと、ある種の言い訳として「パワー」とか「魅力」などと言っていたと思っています

 

高くてパワーがある洋服を着ることで「自分の価値」が上がると思い込んでいました

 

ファッションという「ヨロイ」を纏って強くなった気になっていたのです

 

今はアラサーとなり、23万円する洋服を毎月のように買うかと問われたら、即答で「No!!!!」と答えます

 

買うとしても年1回、通勤用と兼ねることができるシンプルで飽きのこない、スタンダードなアイテムを買います

 

理由は単純に洋服より優先すべきことがあるから

 

つまり、ディズニーを毎月楽しみたいからです

 

前の会社(=輸入靴の商社)を辞めてしばらく経ってから気づきました。私は「服が好き」なんじゃなくて「オシャレしてる自分が好き」なだけ、高い服を買えばハイセンスなおしゃれさんになれたと自己陶酔してたイタイ奴だったんだ、と

 

そして、自分を満たしてくれるのは、ファッションではないのだと

 

現状として、私の心を満たしてくれるのは「ディズニー」「小説を読むこと」「海辺でのサイクリング」「散歩」「今の仕事」です

 

私は最初こそショックでした

 

なぜなら「ファッション好き」というアイデンティティを失った感覚だったから

 

学生時代の友達からも「らしくない」と言われました

 

でも、大切なのは今の自分の価値観です

 

服にお金をかけないでいると、自然と1着ごとへの愛が深まりました。大切に着るようになり、死蔵品が出なくなりました

 

結果としてお金も貯まり、買い物で失敗することも殆ど無くなりましたね

 

「服は私を満たしてくれない」

 

そう気づいて、本当に良かったと今では思っています

 

すべてはDのために

 

では、また