Dのための小さな暮らし

すべてはDのため、あれもこれもDのため

ニンゲンを知るには小説が手っ取り早い

どうもナギです

 

千葉県浦安市在住、年収280万円の非正規アラサーです

 

夢と魔法の国に月1ペースで行くためにミニマムライフを送っています

 

小説が好きです

 

社会人3年目の時にパンデミックの影響で失業、そのまま実家に寄生しニートとなったことがキッカケでした

 

ちなみに、生まれて初めて読み切った作品が東野圭吾さんの『白夜行』でした

 

初心者にとってはかなり長かったですが、それでも夢中になって読んでしまいましたね

 

それから数年経ち、色々な作品を読んできました

 

ミステリーやサスペンスでハラハラ、純情な恋愛小説でキュンキュン、ファンタジーやSFでワクワク…etc

 

各ジャンルごとに良い点があり、どれも好きです

 

ただ、私が小説を好きな理由は「新しいニンゲン像を広げてくれること」です

 

アメリカの起業家ジム・ローンの言葉である『あなたの周りの5人の平均があなた』は有名ですよね

 

ニンゲンはどうしても似た者同士が集まりやすく、価値観も似たり寄ったりになる

 

つまり意識的に人間関係を広げないと「自分の枠」が広がることがありません

 

とはいえ、現実的に人間関係を広げるのは難しいこと

 

コミュニケーションが苦手な私にとって新しく交流を広げることもストレスで、定期的にやろうものなら心の平穏どころではありません

 

小説には多種多様なニンゲンが描かれています。良いところも悪いところも詰めこまれている

 

つまり、ニンゲンを教えてくれる最も身近な存在が小説なのです

 

ときに共感でき、ときに反感を覚え、ときに吐き気を催すくらいの嫌悪感を、ときに涙が出るほど感情移入してしまう

 

ニンゲンは知れば知るほど面白いけど、現実世界でのコミュニケーションほど難しいことはないと思う今日この頃

 

最後に、私が好きな小説の、一番印象的で感銘を受けた箇所をどうぞ

 

「自分の好みや狭い了見で、作品を簡単に判断するな」とあの人は僕によく言った。「自分の判断で物語をくくるのではなく、自分の了見を、物語を使って広げる努力をした方がいい。そうでないと、お前の枠が広がらない」

      

出典:中村文則『何もかも憂鬱な夜に』

 

すべてはDのために

 

では、また