※本記事は物欲の正体の続きです
どうも、ナギです。
生きていく上で「欲」どうしても発生してしまうのが人間です。
食欲・性欲・睡眠欲のほかに、節約やミニマムライフの観点から無視できない欲求が「物欲」であり、最大の敵でもあります。
私は今でこそ殆どモノを買わない生活をしていますが、学生時代はとにかく「ファッション」にお金を使っていました。
コロナ禍となり「モノの所有」について考える時間ができたこと、それと同時期にニートになったことが要因となり、物欲が湧かない体質になることができました。
また、一人暮らしをしていく上でも何度も実験をして「物欲を無くすやり方」を模索し、いくつかの方法があると確信しました。
具体的には、下記8つです
- アイデア①:妥協せずに購入する
- アイデア②:お金を使わない日を設ける
- アイデア③:使用頻度をよく吟味する
- アイデア④:情報にアクセスしない
- アイデア⑤:欲しいレベルを逐一可視化する
- アイデア⑥:家の中の不用品をすべて手放す
- アイデア⑦:「欲しいもの貯金」をする
- アイデア⑧:同額の投資信託をスポット購入
アイデア①:妥協せずに購入する
いきなり矛盾してるかもしれませんが、ムダ遣いの要因って実は「妥協した買い物」である場合は往々にしてあります
そこまで気に入ってないけど、流行りだからと買った洋服は私は何着もありました。そしてすぐに手放して、また新しいモノに手を出すという悪循環。それはそれで楽しかったですが、蓄財的には0点です
逆にじっくりと吟味して購入したアイテムは、人からなんと言われようと「これが好きだから」と自信をもって身につけられました
物欲は他人から刺激されたものと、自分の内から湧き上がってきたものがあります
他人から刺激されたものはSNSの情報、世間の流行り、雑誌や本で得た情報など
自分の内から湧き上がってきたものは、そのまま「これが必要だ」「これが欲しい」と心の底から思ったもの
妥協せずにモノを購入するには、自分の内から湧き上がってきた物欲に従う必要があります
逆に、モノを買っても物欲がいつまでも満たされないのは、他人から刺激されたほうの物欲だからです
まずは自分が本当に欲しいと思ったモノかどうかを吟味し、妥協せずに買い物をすれば、自ずと物欲は解消されます
アイデア②:お金を使わない日を設ける
いわゆるノーマネーデーですね
ノーマネーデーを設けるメリットは「お金を惰性で使う習慣を断ち切ることができる」こと
少額でも毎日をお金を使う習慣があると、それは惰性になって満足度も低くなります
逆にお金を使わない日があることで、お金を使っていい日の満足度は劇的に高まります
また、ノーマネーデーが挟まることで「冷却期間」にもなり、結果として物欲を消すことにも繋がります
参考記事:ノーマネーデーは義務である
アイデア③:使用頻度をよく吟味する
買いたいモノの使用頻度についても考えると、物欲は抑えることができます
例えば「毎日のように使うモノ」と「休日しか使わないモノ」と分類して、より使用頻度が多いのは前者でしょう
10,000円の洋服を買ったとして、月20日の出勤日、10日の休日があったと仮定してみると
- 毎日のように使う場合→10,000÷30=¥333
- 休日しか使わない場合→10,000÷10=¥1,000
どうでしょうか。1日あたりの日割り計算をすると、全然値段が違くなりますよね
平日・休日に関係なく使うのであれば10,000円でも高くはないでしょう
しかし休日だけ使うのであれば高いからもっと安価なモノで良いかなと、私だったら判断します
こうやって考えることで、物欲を抹消することができます
アイデア④:情報にアクセスしない
先述した「他人から刺激された物欲」に接しないことは、物欲を抑えるうえで非常に役立つと実感しています
私は各SNSはやっていません。特にインスタはどうしても物欲が刺激されていらぬモノ(特に洋服)が欲しくなる
だからこそ、距離を置いて情報に接しないようにしています
知らなければ物欲を刺激されることもないですし、見ないことが習慣になればそっちのほうが心地よくなります
とはいえ、情報を取りにいくことはあります
健康やミニマリズム、節約やお金について知りたいときはYouTubeで勉強をしたり、本を読みます
何でももかんでもシャットアウトするのは違います。あくまで「主体的かどうか?」が大切です
アイデア⑤:欲しいレベルを可視化する
何かモノを買ってお金を支払うときは、逐一「欲しいレベルを可視化する」と効果的です
どのくらい自分が欲しているのかを考えることはとても面倒だとは思います
とはいえ、その手間を毎回かけることで本当に必要なモノにしかお金を使わなくなります
人間は1日で判断できる回数に限度がありますから、それを逆手にとってしまえばいい
やるタイミングとしては「朝」がベスト
なぜなら、夜は判断力が鈍っていてちゃんと考えることなく「えいや!!」でお金を使ってしまうリスクが高まるからです
朝はスッキリとした頭で、”本当に必要かどうか””他人から刺激された欲じゃないか?”と考えることができます
アイデア⑥:家の中の不用品をすべて手放す
"モノを捨ててもお金は増えない"という指摘を、ミニマリストのYouTube動画のコメント欄で見ることがあります
短期的にはそうでしょう
しかしモノを捨てる行為は、自分自身への戒めとして効果があり、長期的視点で考えればムダな出費を抑えることに繋がります
私は2024年の初めごろ「中古で13,000円するPSP-3000を購入し、1ヶ月で手放す」という失敗をしました
買った理由は、中学〜高校のころに熱中していた『ディシディア012ファイナルファンタジー』を久々にやりたくなったから
たしかに最初の1週間はめちゃめちゃ楽しかった。とはいえ、すぐに飽きてしまったんですよね
やってみて感じたのですが、年齢を重ねたことでゲームに対してそこまで夢中になれない自分がいました
そして「1ヶ月後にはまったくやらなくなり、すぐに手放す」という愚行をしてしまったわけです
モノを捨てる行為は爽快感がある一方で、後ろめたさや苦痛があります。なぜなら、過去の自分の行いを否定するからです
とはいえ、その反省と学び(私であれば「ゲームは自分にとって必要ない」という学び)が長期的には浪費を削減することに繋がり、ひいいては物欲を消すことになります
アイデア⑦:「欲しいもの貯金」をする
何かモノが欲しくなったとき、冷却期間を設けることは大切です
先述したとおり「ノーマネーデー」を設けたり、あとは”欲しいものリスト”を作成して1〜2週間ほど放置するのも効果的でしょう
そのほかにも、私は”欲しいもの貯金”をすることも効果的だと感じています
実際、何度もやっている身としては『お金を減らしたくない!』『別に今あるもので大丈夫じゃね?』と思考が切り替わるんですよね
貯金して買うモノであれば、大体目標額を貯めるまでに時間がかかります。すると、勝手に物欲って萎んでいくんですよね
なぜなら、貯めている間にもそのモノが無くても生活できてるわけで、となると『無くても大丈夫じゃん!』となるからです
アイデア⑧:同額の投資信託をスポット購入
私は”欲しいもの貯金”で浮いたお金を何かに使うことはありません。その代わりに「資産」を買います
具体的にいうと、毎月コツコツ積立投資をしてる全世界株ですね。それをスポット購入して、物欲を満たします
つまるところ、お金を使いたくなるのは「ストレス解消」「ワクワク感の消費」だったりします
であるなら、資産を買ったほうが浪費にもならず、なおかつ後悔することもありません
モノを買うときはそうは行きませんからね(私のPSPでの失敗のように!)
今回は以上です。物欲抹殺!!
では、また